ものづくりを始める前に準備しておきたいことと、普段から心掛けておきたいこと

カテゴリー : 雑記

あまり具体的な話ではなく、精神論みたいなものですが、今後制作活動を行なっていく上でのスタンスを明確にしておくためにも、自分の言葉で書き記しておこうと思います。

目次

目的や内容を明確にした上で、計画を立てる

どんな分野においても言えることであり、かつ当たり前のことでもありますが、当たり前であるからこそ自分流のやり方をまとめる力と言うのが重要であると思います。
特にウェブ制作は、この最初の準備・計画が上手くできているかいないかで、作業効率と完成までの道のりに大きな差が出やすい世界だと思いますしね。

着手から完成までに様々な工程があって、その工程ごとに使うツールも言語も全く違って、一ヶ所不備があると大分前まで戻って作業をやり直さなければいけないこともあって、そのくせ常にスピードが求められていたりして。

多分、無計画のまま見切り発車してしまったら、誰でもかなり早い段階で、躓うて、迷って、悩んで、訳が分からなくなって、パニックになって、夜中に急に外を走り出したりして…、かなりの確率で自暴自棄に陥るのではないかと思います。

そうならないためにも、事前の準備・計画はとても大事です。

まず基本的なこと。
この作業は何のために行なっているのか、この作業をすることで自分にとってどんな利益があるのか、不利益があるのか。
いつまでに終わらせる必要があるのか、それは何故か。そもそもこれはやる価値のあることなのか。

実務的なこと。
この工程にはどのソフトを使うのか、このページにはどのテンプレートを使うべきなのか。
ここからここまでは何日、ここからここまでは何日で終える必要があるのか。
より効率的に作業を進めるために使えそうなツールや技術は他にありそうか。
今持っている知識や技術を最大限に生かすためにはどのような計画を立てれば良さそうか。

応用的なこと。
ここの工程が上手くいかなかった場合はどうすればいいか、代替案はあるのか。
期限に間に合わなくなりそうになったらどうするのか、優先的に行なうべき工程は何処か。納期を伸ばす術はないのか。

とにかく、準備段階で想像し得ることは出来るだけ多く書き出し、自分の分かりやすいように計画書としてまとめておくといいでしょう。そして、出来るだけ良く自分の目に付く場所に置いておくと作業も捗る気がします。

手が止まってしまったときにモチベーションを取り戻す効果や、頭が混乱してしまったときに気を落ち着かせる効果もあると思いますね。

なんとなくで終わらせない

絵を書いているとき、デザインを考えているとき、それらに限らずですが、なかなか上手くいかずに行き詰ってしまうことは、誰でもあると思います。
その状況を抜け出せたきっかけは人や場合によってまちまちでしょうが、なんとなくやってたら上手くいっちゃった!みたいなケースって、少なくないのではないでしょうか。

例えば、なんとなーくカーブをつけてササッと描いてみたら、意外といい感じに立体感が出ていい絵になった、とか、なんとなーく背景のトーンを落としてみたら、全体にしまりが出ていいデザインになった、とか。

それはそれで結果オーライですし、1つの成功体験として有りだとは思うのですが、それで終わらせてしまうと何も身につかずに終わってしまうんですよね。で、その何も身に付かずに終わってしまうパターンが凄く多い気がするんです。
なぜなのか。

それが「なんとなくで上手くいってしまうこと」の怖いところで、まず、上手くいったことによって、ある程度の達成感・満足感を得てしまうんですよね。成功したので当然と言えば当然なのですが。
で、「ぃよっしゃー、んじゃ次の工程行ってみよー♪」とすぐに頭を切り替えてしまい、なんで上手くいったのかを考えることもなく、上機嫌で次に進んでしまうんです。

さらに分が悪いことに、その達成感を感じている頭で、そのなんとなくの成功の理由を考えるのって、すんげー面倒臭いんです。「いいじゃんもう、上手くいったんだし。」って。
特に絵とかデザインって、完璧な答えがあるものではないので、「なんでいいのか?なんでよくなったのか?」の答えを納得のいく形で自分の中にストンと落とし込むのって、とても難しい作業だと思いますしね。

本当、壁・壁・壁だらけなんです。

でも、その「なんとなくの理由」の解明にこそ、実は現状打破のトリガーとなるものが潜んでいて、もっと言えば、それを解消しない限り、現状維持から抜け出すことができない気がするのです。
面倒臭がらずにちょっと立ち止まり解ろうとする努力、たまたまの運で終わらせずに本当の実力にする努力、すごく難しいけれど、すごく大事なことだと思っています。

得た知識や情報は、自分なりの表現でまとめておく

これも主に作業中での話ですが、自分の文字にする、図にしてまとめる、表現方法は何でもいいですが、得たものを一度噛み砕き、ちゃんと自分の頭で理解できる形にすることって、とても大事なことだと思います。

例えば、1つの解決策を本やインターネットから得て、その場を凌ぐことができたとしても、実際の本質やその方法は全くと言っていいほど理解できていなかった、なんてことが良くあるんですよね。

パソコンを使っての作業が多いと、知識の情報源の主がネット上に落ちているものであることが多いと思います。
その中から自分の欲しかった情報を見つけ出し、問題が解決したときは「おおなるほど!そういうことだったのか!」と合点承知でアドレナリン出まくり状態になるのですが、ちょっと時間が経つとすっかり頭の中から消えていたり、結局何のことだったのか良く分からなくなって、また同じことを全く同じ方法で調べる羽目になっていたり。

何故こんなことになるのかというと、それが自分の言葉ではなくその文字や記事を書いた人の言葉だからだと思います。読んで分かった気になっていても、いざ自分の口で説明しようとすると全く言葉が出てこなかったりするものです。
それって、結局何も分かっていなかったってことなんですよね、きっと。

ウェブの世界だと、常に新しい言葉が次々に生まれていますし、その多くが横文字の何のこっちゃ分からない文字列だったりするので、なんとなく理解した気にはなってもいても、上手く言葉で言い表すことができないような事柄で溢れている気がします。

そうならないためにも、一度、ちょっと幼稚な言葉でもいいから、自分の言葉で口に出してみたり、文字に書き出してみたりするべきです。
「~みたいな感じ」とか、「~のようなもの」みたいな表現でも全然いいと思います。それが自分の言葉なのであれば、変に難しい言葉を並べるよりもよっぽど理解が深まります。そして徐々に本質を分かっていく過程で、少しずつ自分の言葉なり表現なりを変えていけばいいのです。

せっかく見つけた解決策ですから、出来るだけ忘れたくないですし、できれば完全に頭の中に刻み込んでしまいたいですもんね。
これもある種面倒臭さとの闘いですが、必ず後々の自分への財産になると信じて、その都度その都度実行していきたいものです。

情報をデータベース化する

最後に、全ての作業が完了したあと、もちろん作業中でもいいですが、その過程の中で得た知識・技術・素材を、いつでも取り出せる形で保存しておく、と言う作業を忘れずに行なっておきたいです。この作業を自分は「データベース化」と呼んでいます。

例えば、ある動作を実装するためのコードの書き方が判明したとします。
多くの人は、そのコードを元に実際に実装を成功させた後、その答えのヒントになったページをお気に入り登録すると思います。ありがとうございますの意味も込めてその記事にコメントを残すかもしれません。
でも、そこで終わってしまっては結局、きっと、あまり意味がありません。「いつでも取り出せる」ようにして初めて、その情報に価値が出ると思います。

ウェブ制作をしていると、疑問に思うことや分からないことが次から次へと出てきます。そしてそれらを調べるたびに、検索結果と言う名の解答が大量に押し寄せます。
その中から自分に合った答えを探し、1つないし2つを選んだのち、今後のためにとブックマークをしておくのですが、なんの計画もなくとりあえず的に保存しておいたもので、その後に使用したものというのは、皆無に等しいです。

次見たときにどんなことが書いてあるものだったのかが分かるようにリネームしてみたりもしましたが、ドンドン膨れ上がる数の多さに次第に埋もれ、溢れかえり、終いには何処に何を登録したのかが全く分からなくなって、結局検索し直した方が早そうだ、諦めよう…、こんなことの繰り返しでした。

解決策は1つ。すぐに探し出せる自分なりの体制を整えておく、これに尽きます。
方法はきっとなんだっていいのです。ブックマーク管理が上手な人ならばそれで済ませれば問題ないだろうし、今はクラウドサービスやSNSなど便利なツールが大量にあるので、その中から自分に合ったものを選んで使用するのでもいいだろうし、答えはありません。

ちなみに自分は、ハードディスクの一番上の階層に「データベース」というフォルダを作って、その中で今まで自分が得てきた知識や技術や素材などを出来るだけ分かりやすく分けながら保存しています。上の章で書いた「なんとなくの理由の正解」や「自分なりの表現でまとめたもの」も、全てこの中のどこかに眠っています。
そして、検索をかければ一瞬で探し出せるようになっています。

なぜ「すぐに探し出せること」にこだわるのかと言うと、手に入れたいと思ってから手に入れるまでの時間が短ければ短いほど、より本来の作業が効率的に進んでくれるからです。

例えば、「ここに人型のベクターデータを使いたい」と思ったときに、一瞬で探すことができれば、「探す」という行為に一切の苦労や煩わしさを感じないため、すぐに本来の作業に戻れますし、そのまま集中力をキープさせることができます。
逆に、人型の素材が何処にあるのか分からずに、ネットのフリー素材を0から探すことになり、なかなかいいものが見つからずに、ようやくたどり着いたと思った先が以前に来たことがあるページで、これダウンロードするの何回目だよ…と落胆したり、気づいたら30分くらい時間が経っていて完全に集中力が切れていたり、これなら自分でイラレで作ったほうが早かったじゃんとまた落胆したり、気を紛らわせるためにニコ動を漁り始め気づいたらもう1時間経っていたり…。
負のスパイラル以外の何物でもありません。

常にスピードと集中力が求められる世界だからこそ、本来やる必要のない作業というのは極力無くしていきたいですし、そのためにも普段から「データベース化」の精神を忘れずに心掛けておきたいのです。
蓄まっていく情報は、そっくりそのまま自分の財産になりますし、何よりも自分の自信に繋がりますからね。

まとめ

ものづくりをする上での準備と心掛けと銘打って書き殴りましたが、自身の成長を願うのであれば何に対しても必要である姿勢だと思います、…多分。

あ、別にこうするのが正解だよーとかいう紹介ではなく、あくまで自分だったらこうするかなーという一例、兼自分のスタンスの備忘録として日記に残しているだけです、一応。
要は、何をするにも何に向き合うにも、自分用の方法論というものが必ず必要で、それを元に自分なりに考えたり疑問を持ったりしながら、ちゃんと、意図的に、能動的に、上達しようと心掛けていないと、1つ上のステージには行けないのだろうな、と思うのです。

例えば、「いくら絵を描いてもなかなか上達しない…」と鬱になりかけている人がいますが(私ですが)、そう言う人は、努力が足りないとかそういう次元の話以前に、まず絵が上手くなるための方法論というものが確立できていないのだと思います。
確立できていない内は、いくら絵を書きまくったって上手くなりっこありません。全く意味がないとは思いませんが、正直時間の無駄だとは思います。

また、「デザインセンスが良くならない…」と、頭を抱えている人がいますが(これもわt(ry、そもそもデザインセンスが良くなるために、具体的に何をしているのか。それをすることで、デザインセンスとやらは本当に良くなるのか。そもそもデザインセンスの良さって何なのか。何をもってしてセンスがいいと言うのか。
蓋を開けてみれば、そんなことなど一切何も考えていない、思考停止人間だったりするものです。

よく、「○○になるための10の方法」とか、「これさえやれば完璧!○○必勝法」なんて本を大量に買い込んで、方法論を熟知して頑張っている気になっている人を見かけますが、あれほど愚かな行為はないように思います。
その方法論はその著者の方法論であって、必ずしも読み手に合った方法論ではないのです。それを模倣するだけで正解を導き出せるなら、誰も苦労などしないでしょう。運良く人間性が似ていたりして、ナイスフィーリングな方法論に出会える人もいるかもしれませんが、そんなのほんのひと握りです。

そんなことをしている暇があるくらいなら、自分の頭で考えた自分なりの方法論を自分の力で探し出せって話です。それが、周りから見たらどんなに稚拙で恥ずかしいものだったとしても、そっちの方がよっぽど価値があり、可能性があるでしょう。

最後に、なんだか偉そうに語りまくりましたが、これは書いている自分に対するメッセージ、かつ戒めでもあります故、悪しからず。
ついでに、まとめの章なのに全くまとまっていないというこの体たらく。実に無計画。反省。

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